
「美容鍼灸」とは「美容を目的として行われている鍼灸」というだけで、頭が痛い時には「頭痛を目的とした鍼灸治療」、不妊症の時は「不妊症を目的とした鍼灸治療」をするように、一般的な鍼灸治療との違いはほとんどありません。
美容鍼灸を希望される方の症状に「肌荒れ」「乾燥肌」「むくみ」「しわ」「たるみ」「にきび」などがありますが、一般的にはこれらは「容姿の異常」ととらえますが、中医学的には「半健康状態」や「未病」ととらえます。
ですから美容鍼灸は「未病」を治す事で「肌荒れ」「乾燥肌」「むくみ」などを改善させるといい考え方をします。
「”美”は健康から」 ということです。
そして美容鍼灸の「本質」を一言で集約しますと
「鍼灸の持つ特性を生かして健美を追求する事」
となり、”健美”とは中医美容学で用いられる用語で、「健康を基礎として成立する美しさ」という意味です。
これが中医美容学が目標とする美の形であるとされています。
顔に針を刺す前にまず鏡を見ながら「顔のチェック」を患者さん本人にしてもらいます。
チェックしてもらうところは
左右の眉の高さ
左右の目の高さ
左右の鼻の高さ
左右の口角の高さ
左右の頬のむくみ(張り)具合 です。
針治療をする前に顔の左右差をチェックしてもらう事により、自分はどの部分のバランスが悪いかを知って頂くと同時に、針治療をした後にもチェックしてもらうと、その効果がよりわかりやすくなります。
特に「しわ」や「たるみ」は左右のバランスが悪いために出てくる事もありますので、バランスを良くする事は大事な治療となります。
個人差はありますが、1回の施術でも治療効果はみられます。(特にむくみ、たるみの効果がみられます)
「”美”は健康から」といわれるように、健康であるため、さらに美肌に効果的な食材をいくつか紹介したいと思います。
「病気別 中医学診断」でも書いたとおり、「美肌」にもタイプがあります。そしてタイプによって効果的な食材が変わります。
タイプ1 肌のくすみ・そばかす・しみ(瘀血)
このタイプは「血」の流れが停滞している状態なので、食事のポイントとしては「血行を促進させて循環を良くする」事です。
食材としては、しょうが・にんにく・にんにくの芽・らっきょ・トマト・セロリ・パセリなどです。
注意点として、冷たいままでなく、スープや炒め物などにして温めて食べて下さい。
紅茶・ローズティー・シナモンティーなどもおすすめです。中国茶では、メイグイホワ茶もおすすめです。
タイプ2 しわ・かゆみ(血虚)
このタイプは字のごとく、「血」が不足した状態です。
「血」を補う食材には、なつめ・プルーン・ブルーベリー・いちじくなどのドライフルーツ、くるみや松の実、ピーナッツ、アーモンドなどのナッツ類、クコの実などがあります。
また、黒ごまや黒豆、ひじきなどの色の濃いものも血を補ってくれます。特に血の消耗が激しい生理中は集中して摂ることが大切です。
中国茶では、キーマン紅茶があります。鉄分を補給するために、ドライフルーツ(なつめやプルーン)を加えて飲むのもおすすめです
タイプ3 ニキビ・吹き出物(熱邪)
体に「熱がこもっている」状態です。お酒や脂っぽい食事を多く摂る人は、身体に熱がこもり、こもった熱が上にあがってニキビや吹き出物が出やすくなります。便秘しやすい人も熱がこもりやすくもあります。
食材としては、トマト、きゅうり、なす、とうがん、あさり、わかめなどがあります。中国茶では、菊花茶があります。
「気」の流れをよくする食材も併用して摂ると効果も高いので、しそや三つ葉、クレソン、春菊、ゆずなども摂ると良いでしょう。ミントやカモミールなどのハーブティーもおすすめです。
決明子茶を飲用すると便秘を改善し、体内の熱も発散してくれます。
脂肪分の分泌を抑えるプーアール茶や、新陳代謝を高めて健康な素肌を保つウーロン茶も効果があります。
但し、ウーロン茶は胃弱の方は胃を荒らしてしまうケースもあるので飲み過ぎないようにご注意下さい。
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